音楽家レオナルド・ダ・ヴィンチ
Musica, la Figurazione cose Invisibili.音楽、それは、目に見えないものの形象化だ
−レオナルド・ダ・ヴィンチ
書名 音楽家レオナルド・ダ・ヴィンチ
(Leonardo da Vinci as a Musician)
著者 エマニュエル・ヴィンターニッツ
訳者 金澤正剛
出版 音楽の友社 1985年
目次 序論
第1部 根源と成長
第1章 ミラノとフィレンツェの音楽環境
第2章 ガフォーリとパチオリ
第3章 グスナスコとミリオロッティ
第2部 演奏者としてのレオナルド
第4章 リラ・ダ・ブラッチョ
第5章 頭蓋骨形リラの謎
第6章 祭り、演劇およびその他の娯楽
第3部 思索者としてのレオナルド
第7章 音響学的研究
第8章 新しい弦楽器ヴィオラ・オルガニスタ
第9章 旋律太鼓、和音太鼓、
その他の膜鳴楽器および音高の変わる鐘
第10章 玩具と民族楽器
第11章 管楽器:グリッサンド・フルート、
管楽器のための鍵機構および新型ふいご
第12章 『パラゴーネ』:比較芸術論で音楽が果たす役割
結論
レオナルドは、自らの手で作ったリラを携ええていた。大部分が銀製で、馬の頭蓋骨をかたどった風変わりな新趣向の楽器であり、音の響きをより大きく、よく鳴り響かせるように工夫してあった。この楽器でレオナルドは、演奏のために宮廷にきたどの音楽家よりも優れた演奏を披露した。
ジョルジョ・ヴァザーリ「美術家列伝」より
万能の天才と言われたレオナルド・ダ・ヴィンチですが、我々が知っているのは画家として、或いは発明家としての側面ばかりで、こと音楽となるとほとんど知らないのではないでしょうか。
著者は厖大な資料の中から、レオナルドと音楽に関する手紙・手稿・スケッチなどを提示し、音楽家としての側面を少しずつ浮き上がらせようとしていきます。

(レオナルドの残した奇妙な楽器のスケッチ)
音は未来に残らず、資料もごく限られたものしか残されていませんが、よくここまで纏めたものだと感嘆せずにはいられません。
レオナルドがどんな音楽を奏したか、想像してみるのも面白いかも知れません。
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