Germain 1778 guitar 其の弐
前回に続き Germain作のギターの紹介です。
今回はもう少し詳しい楽器のコンディションについてお話します。
表面板
低音弦側に大きなクラックが有ります。またこれ以外にもクラックや引っかき傷が散見されますが、致命的な損傷は当然補修されています。

サウンド・ホール上部から指板にかけての部分が、他の部分に較べてやや白っぽくなっています。 最初見たときは6単弦に改造され、モダンギターのように指板が貼ってあったのではと思ったのですが、よく見るとここの部分は他とは違う材が嵌め込まれています。
おそらく破損の程度が酷かったため、切り落として修理したのでしょう。
また表面板がネックにはみ出している部分も損傷を受けています。
側板
前回の写真では特には問題なさそうに見えると思いますが、実は大変なことに。
まず向かって左側板。

ご覧のように大きな修理跡があります。
一度クラッシュしてこの部分はバラバラになったんでしょうね。
欠損した部分は他の材で埋木されています。
楽器を構えたときちょうど目の前に来るので、気にならないと言えば嘘になりますね。
向かって右側板は一見何ともなさそうなのですが、底の方で完全に割れています。

裏板
奇跡的に、と言っていいのかどうかは判りませんが、裏板は非常に良い状態を保っています。
もちろん細かな傷等はありますが、致命的な割れ等は見当たりません。

ひょっとしたら、相当、手が加わっている可能性も有りますね。
この楽器の来歴や補修履歴が判らないため、発見時の状態が判りませんが、相当なダメージを受けていたでしょうね。
破損の状態を考えると、「自然に壊れた」という感じでは無く、「外から圧力が加わって壊れた」という感じです。
おそらくは、表面板に大きな力が加わり、表面板全体がネックとの接合部を残して陥没。
その際に側板破損という過程が考えられそうです。
また次の写真のように、ネックも損傷を受けています。

如何にも、ネックとヘッドの接合部で折れた、という感じですね。
当然これらは修理されていますので現状に問題は有りませんが、何年かに1度は健康診断をする必要が有りそうですね。
2回で完結するつもりでしたが、長くなってきましたのでもう1回追加します。
次回では、この楽器に関する疑問点などを書きたいと思います。
今回はもう少し詳しい楽器のコンディションについてお話します。
表面板
低音弦側に大きなクラックが有ります。またこれ以外にもクラックや引っかき傷が散見されますが、致命的な損傷は当然補修されています。

サウンド・ホール上部から指板にかけての部分が、他の部分に較べてやや白っぽくなっています。 最初見たときは6単弦に改造され、モダンギターのように指板が貼ってあったのではと思ったのですが、よく見るとここの部分は他とは違う材が嵌め込まれています。
おそらく破損の程度が酷かったため、切り落として修理したのでしょう。
また表面板がネックにはみ出している部分も損傷を受けています。
側板
前回の写真では特には問題なさそうに見えると思いますが、実は大変なことに。
まず向かって左側板。

ご覧のように大きな修理跡があります。
一度クラッシュしてこの部分はバラバラになったんでしょうね。
欠損した部分は他の材で埋木されています。
楽器を構えたときちょうど目の前に来るので、気にならないと言えば嘘になりますね。
向かって右側板は一見何ともなさそうなのですが、底の方で完全に割れています。

裏板
奇跡的に、と言っていいのかどうかは判りませんが、裏板は非常に良い状態を保っています。
もちろん細かな傷等はありますが、致命的な割れ等は見当たりません。

ひょっとしたら、相当、手が加わっている可能性も有りますね。
この楽器の来歴や補修履歴が判らないため、発見時の状態が判りませんが、相当なダメージを受けていたでしょうね。
破損の状態を考えると、「自然に壊れた」という感じでは無く、「外から圧力が加わって壊れた」という感じです。
おそらくは、表面板に大きな力が加わり、表面板全体がネックとの接合部を残して陥没。
その際に側板破損という過程が考えられそうです。
また次の写真のように、ネックも損傷を受けています。

如何にも、ネックとヘッドの接合部で折れた、という感じですね。
当然これらは修理されていますので現状に問題は有りませんが、何年かに1度は健康診断をする必要が有りそうですね。
2回で完結するつもりでしたが、長くなってきましたのでもう1回追加します。
次回では、この楽器に関する疑問点などを書きたいと思います。
タグ : バロックギター
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