バッハのリュート曲 (4) BWV998 変ホ長調
BWV998はバッハの自筆譜と言われる二段譜が残されています。
タイトルには "Prelude pour la Luth ou Cembal (リュートまたはチェンバロのためのプレリュード)"と記されています。
まずタイトルが不思議ですね。
"Pieces"とか"Partita"では無く"Prelude"となっています。
では、後に続く楽章は?
この Prelude の後には Fugue-Allegro と続きます。
不思議な構成ですね。
もっと多楽章の曲の書きかけかと思うと、"Allegro"の最後に"Fin"と書いてあるので、そうでは無いようです。
また途中が抜けているのかというと、そうでも無さそうです。
と言うのは、アレグロは五線譜が足りなくなって、プレリュードとフーガの下にオルガン・タブラチュアで記譜されているからです。
(二段譜の下に記されているのがオルガン・タブラチュア)
タイトルといい構成といい、何とも謎の多い曲です。
「リュート」と書かれているのでリュート用と言っていいのでしょうが、バッハの他の曲同様、リュートでは演奏困難な箇所がいくつか出てきます。
また、通常のニ短調調弦では演奏しにくいので、BWV997同様、変調弦を採用して演奏されることも有るようです。
正直言って、私はこの曲が好きでは有りません。
どうにもバッハらしからぬ印象を受けるのです。
どこがどうと説明できるほど研究した訳では無いので、一素人の受けた印象と思って受け流してください。
原譜は上野学園が所蔵していますが、一般の閲覧はできないようです。
また現在は知りませんが、以前はコピー(いわゆるファクシミリ版)やマイクロ・フィルムも提供されていませんでした。
蛇足ですが、"luth" は男性名詞なので定冠詞は"le"のはずなのですが、なぜかバッハは他の曲でも"la" としていますね。
(フランス語では名詞を男性名詞と女性名詞に分け、それぞれ冠詞が異なります。)
バッハの単なる勘違い?
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私も、どうにもこの曲には触手が動きません。
この違和感がどこに有るかは研究の価値有り?
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鍵盤楽器でも弾かれることも多い曲ですよね。レオンハルトのレコードも聴いたことがあります。これも好きでした。
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こんにちは。
この曲、バロックリュートを弾き始める以前、
と云うよりは、楽器を弾き始める以前に、
音楽を聴き始めら頃から駄目でした。
別の楽器のために書かれたた曲を無理やりリュートに置き換えたからなのかは今となっては分かりませんが、
鳴っている音がちぐはぐで、悪い意味で妙な感じがするのです。
見通しが悪いと云うか、煮え切らないと云うか・・・。
私の耳には「バロックリュートの曲として」と云うよりは、
「音楽として」如何も寄せ付けないのですよ・・・。
彼の鍵盤楽曲は比較的好きな方ですから、
私の趣味とバッハの音楽との相性が悪いと言う訳でもないと思いますが。
No title
ドンボアやレオンハルトのレコード持ってます。
また、確かセルシェルがパリコンで優勝したときに演奏したのがこの曲でしたね。
どれも名演だと思うのですが、どうしても違和感を拭い切れません。
この違和感はギターで弾いていた頃からずーっと抱いているんですよね。
黒羊紳士さんコメントありがとうございます。
私は正式な音楽教育を受けた訳では無いので、細かい分析はできませんが、ひょっとしたら、これいついては別記事を書くかも知れません。

不思議と云うのかよく分からない曲ですね・・・。
>正直言って、私はこの曲が好きでは有りません
実を云うと、私はこの曲が大嫌いです(苦笑)。
バッハのリュート曲の中でも非リュート的な要素が一頭抜きん出ていると言ったら良いのでしょうか、
何か不快に近いような違和感を覚えてしまいます・・・。