パッサカリア ニ長調
少し時間が空きましたが、本年2回目の演奏アップです。
ヴァイス (Sylvius Leopold Weiss 1687 - 1750)の作品から『パッサカリア ニ長調』です。
バイスの作品の中で『ファンタジア』や『ロジー伯に捧げるトンボー』と並んで有名な曲の1つです。
もっとゆっくりで良かったなあ ^^;
ヴァイス (Sylvius Leopold Weiss 1687 - 1750)の作品から『パッサカリア ニ長調』です。
バイスの作品の中で『ファンタジア』や『ロジー伯に捧げるトンボー』と並んで有名な曲の1つです。
もっとゆっくりで良かったなあ ^^;
ムートン氏のトンボー
2024年最初のアップです。
ド・ヴィゼ ( 'Robert de Visée ; 1650頃- 1732/33) の「ムートン氏のトンボー」で2024年をスタートすることにしました。
はじめは他の曲を予定していたのですが・・・
ド・ヴィゼについてはルイ14世の宮廷音楽家としてギターやテオルボ、ヴィオールを奏し、1719年からルイ15世のギター教師をつとめていたこと以外詳しいことはわかっていません。
生没年はおろか出身地もわかっていませんが、近年はポルトガル出身説が有力です。
François Puget (1651 - 1707) の描いた『音楽家たちの集まり』でテオルボを弾いているのは de Visee ではないか、という説もあります。
ムートン (Charles Mouton ; 1617 - 1695以降1699以前)についても詳しいことはわかっていません。
4冊の曲集を出版したと伝えられ、2冊が現存しています。
公職につくことはなく、演奏家やリュート教師として上流社会にパイプを持っていたようです。
そのことは、当時専ら上流階級の肖像画を描いていたフランソワ・ド・トロワ (Jean François de Troy ; 1679 - 1752) による肖像画が残されていることからも伺えます。
ムートンについては小川伊作氏の『シャルル・ムトンの2冊のリュート曲集とその緒言をめぐって』をお読みください。
https://geitan.repo.nii.ac.jp/record/1160/files/KJ00004254252.pdf
ド・ヴィゼ ( 'Robert de Visée ; 1650頃- 1732/33) の「ムートン氏のトンボー」で2024年をスタートすることにしました。
はじめは他の曲を予定していたのですが・・・
ド・ヴィゼについてはルイ14世の宮廷音楽家としてギターやテオルボ、ヴィオールを奏し、1719年からルイ15世のギター教師をつとめていたこと以外詳しいことはわかっていません。
生没年はおろか出身地もわかっていませんが、近年はポルトガル出身説が有力です。
François Puget (1651 - 1707) の描いた『音楽家たちの集まり』でテオルボを弾いているのは de Visee ではないか、という説もあります。
ムートン (Charles Mouton ; 1617 - 1695以降1699以前)についても詳しいことはわかっていません。
4冊の曲集を出版したと伝えられ、2冊が現存しています。
公職につくことはなく、演奏家やリュート教師として上流社会にパイプを持っていたようです。
そのことは、当時専ら上流階級の肖像画を描いていたフランソワ・ド・トロワ (Jean François de Troy ; 1679 - 1752) による肖像画が残されていることからも伺えます。
ムートンについては小川伊作氏の『シャルル・ムトンの2冊のリュート曲集とその緒言をめぐって』をお読みください。
https://geitan.repo.nii.ac.jp/record/1160/files/KJ00004254252.pdf
2023年にアップした曲 後半戦
さて後半戦です。
7月は岐阜でのフェスに参加、8月に講習会となっていたので、この時期は複数の曲を纏めて練習する状態になっておりました。
とりあえずはヴァイスの続きでメヌエット。
そして8月は数日後に控えた講習会の受講曲、メッリの半音階的カプリッチョ。
まだ仕上げている途中でしたが、仕上がり具合を見るための録画です。
このあたりから少しずつ迷走しはじめます(w
キムタク主演の映画でアテニャンの曲が使われていたことを聞きつけ、ついでにこの曲に対して広まっていた誤った解説を指摘するためにラ・マグダレーナを。
この頃から秀吉がジョスカン・デ・プレの「千々の悲しみ」を聞いていたという某氏の根拠の無い説に対して、可能な限り史実に基づいた考察をと思い資料集め。まあ、ずっと前から集めてはいたのですが。
その中でこの曲をリュート二重奏にしてみよう、と思い取り掛かっていました。
リュート合奏の編曲は仲間内で遊ぶためのものですが、次は何をしよう? そういえばバードイヤーだったなあ。
と色々探していてS本さんが3声のミサ曲をリュート独奏で弾いてたと思い出し、じゃあ4声のミサ曲をと思ったのですが・・・
長い。長すぎる。他にはと考えて思い至ったのがアヴェ・ヴェルム・コルプス。
早速j二重奏化にとりかかり、ついでに装飾たっぷりヴァージョンも作り始めていました。
それに夢中になっていて( ゚д゚)ハッ!と気づくと11月も終わりかけ。
急遽フェラボスコのパヴァンを録画したのでした ^^;
ヴァイスはどこへ行った!?
さて12月です。
某所でブレシャネッロのギター曲が話題に上がっていました。
そう言えば昔楽譜を手に入れたよね、と久しぶりに弾き始めたら面白くなってしまい録画。
さて本年最後の曲です。
実は、アヴェ・ヴェルム・コルプスのタブ化を進めている段階で2023年の締めくくりとすることに決めていました。
当初はデュエットで録画するつもりでしたがソロ化できそうだったのでそちらで。
今年は全14曲をアップ。
月1のノルマ(そんなのあったんだ)は何とか果たしましたね。
途中からヴァイスさんが消えてしまったので、来年には完結させないといけませんね。
来年のアップをお楽しみに?
7月は岐阜でのフェスに参加、8月に講習会となっていたので、この時期は複数の曲を纏めて練習する状態になっておりました。
とりあえずはヴァイスの続きでメヌエット。
そして8月は数日後に控えた講習会の受講曲、メッリの半音階的カプリッチョ。
まだ仕上げている途中でしたが、仕上がり具合を見るための録画です。
このあたりから少しずつ迷走しはじめます(w
キムタク主演の映画でアテニャンの曲が使われていたことを聞きつけ、ついでにこの曲に対して広まっていた誤った解説を指摘するためにラ・マグダレーナを。
この頃から秀吉がジョスカン・デ・プレの「千々の悲しみ」を聞いていたという某氏の根拠の無い説に対して、可能な限り史実に基づいた考察をと思い資料集め。まあ、ずっと前から集めてはいたのですが。
その中でこの曲をリュート二重奏にしてみよう、と思い取り掛かっていました。
リュート合奏の編曲は仲間内で遊ぶためのものですが、次は何をしよう? そういえばバードイヤーだったなあ。
と色々探していてS本さんが3声のミサ曲をリュート独奏で弾いてたと思い出し、じゃあ4声のミサ曲をと思ったのですが・・・
長い。長すぎる。他にはと考えて思い至ったのがアヴェ・ヴェルム・コルプス。
早速j二重奏化にとりかかり、ついでに装飾たっぷりヴァージョンも作り始めていました。
それに夢中になっていて( ゚д゚)ハッ!と気づくと11月も終わりかけ。
急遽フェラボスコのパヴァンを録画したのでした ^^;
ヴァイスはどこへ行った!?
さて12月です。
某所でブレシャネッロのギター曲が話題に上がっていました。
そう言えば昔楽譜を手に入れたよね、と久しぶりに弾き始めたら面白くなってしまい録画。
さて本年最後の曲です。
実は、アヴェ・ヴェルム・コルプスのタブ化を進めている段階で2023年の締めくくりとすることに決めていました。
当初はデュエットで録画するつもりでしたがソロ化できそうだったのでそちらで。
今年は全14曲をアップ。
月1のノルマ(そんなのあったんだ)は何とか果たしましたね。
途中からヴァイスさんが消えてしまったので、来年には完結させないといけませんね。
来年のアップをお楽しみに?
2023年にアップした曲 前半戦
2023年も残り数日。
今年アップした曲の振り返りを。
各楽譜クリックで元記事にジャンプします。
今年はウィリアム・バード没後400年でしたので、「ソールズベリ伯のパヴァーヌ」のリュート編曲で1年をスタートしました。
2月はヴァイスの組曲からアルマンドでした。
この時点では組曲全部を録音するつもりは無かったようですが・・・
3月は一転してヴァイヒェンベルガー「ヨーゼフ皇帝のトンボー」。
日付を見て頂ければわかりますが3.11です。
3月はもう1曲。ヴァイスの「プレリュード」。
この曲をアップしたことで、どうやら全曲録音を決めた模様。
4月はプレリュードをアップした勢いにまかせて「クーラント」も。
いつ落ちるわからないヒヤヒヤものの録音でございました(w
5月はこれまた一転、地味に没後400年を迎えていたロセターの「ガリアルド」。
実は、命日にアップしていたのですが・・・
6月は再びヴァイスに戻り「サラバンド」。
以上前半戦は7曲のアップでございました。
後半戦は明日?
今年アップした曲の振り返りを。
各楽譜クリックで元記事にジャンプします。
今年はウィリアム・バード没後400年でしたので、「ソールズベリ伯のパヴァーヌ」のリュート編曲で1年をスタートしました。
2月はヴァイスの組曲からアルマンドでした。
この時点では組曲全部を録音するつもりは無かったようですが・・・
3月は一転してヴァイヒェンベルガー「ヨーゼフ皇帝のトンボー」。
日付を見て頂ければわかりますが3.11です。
3月はもう1曲。ヴァイスの「プレリュード」。
この曲をアップしたことで、どうやら全曲録音を決めた模様。
4月はプレリュードをアップした勢いにまかせて「クーラント」も。
いつ落ちるわからないヒヤヒヤものの録音でございました(w
5月はこれまた一転、地味に没後400年を迎えていたロセターの「ガリアルド」。
実は、命日にアップしていたのですが・・・
6月は再びヴァイスに戻り「サラバンド」。
以上前半戦は7曲のアップでございました。
後半戦は明日?
リュート独奏による Ave verum corpus
ウィリアム・バード没後400年にあたる2023年も後1週間程で終わりますね。
今年最初の曲は彼の作品で始めましたが、今年最後の曲はこれで締めくくります。
4声の聖体讃美歌 "Ave verum corpus " です。
クリスマスと重なったのは偶然で、何の関係もありません。
多くの音楽家が作曲していますが、歌詞は概ね同じです。
バードの作品では赤字部分が追加され、これが終わりの方の掛け合いになっています。
Ave verum corpus natum de Maria, Virgine:
Vere passum, immolatum in cruce pro homine.
Cuius latus perforatum unda fluxit sanguine:
Esto nobis praegustatum in mortis in examine.
O dulcis,
O pie,
O Jesu,
Fili Mariae, miserere mei.
Amen.
以前2重奏のタブを公開しましたが、編曲しながら「あれ? これソロでも弾けるんじゃない」と思っていました。
100%完全に移植するのは流石に無理でまたそこまでやっても演奏効果は上がりません。
テクニック的には終わりの方の掛け合い部分がちょっと面倒です。
今年最初の曲は彼の作品で始めましたが、今年最後の曲はこれで締めくくります。
4声の聖体讃美歌 "Ave verum corpus " です。
クリスマスと重なったのは偶然で、何の関係もありません。
多くの音楽家が作曲していますが、歌詞は概ね同じです。
バードの作品では赤字部分が追加され、これが終わりの方の掛け合いになっています。
Ave verum corpus natum de Maria, Virgine:
Vere passum, immolatum in cruce pro homine.
Cuius latus perforatum unda fluxit sanguine:
Esto nobis praegustatum in mortis in examine.
O dulcis,
O pie,
O Jesu,
Fili Mariae, miserere mei.
Amen.
以前2重奏のタブを公開しましたが、編曲しながら「あれ? これソロでも弾けるんじゃない」と思っていました。
100%完全に移植するのは流石に無理でまたそこまでやっても演奏効果は上がりません。
テクニック的には終わりの方の掛け合い部分がちょっと面倒です。